柔道の帯にもこんな意識の違いが!

とある国のとある田舎町で

ひょんなことから逆輸入的に始めた柔道。

やり始めてほぼ2年がたちます。

 (もし良かったら、拙文ブログ

  “ 逆輸入?私の運動不足解消法 ”も読んでみてください)

 

krista-zakki.hatenablog.com

 

 

日本の子どもの場合、

グレーディングによるベルトの色に

統一されたルールはないようですが

この国ではグレーディングと色が

とても細かく規定されていて

14才以下の子どもには

20級から1級まであります。

 

それぞれの級にカラーベルトがあって

色も2色コンビだったり、帯の先端に黒の布がついたりします。

 例えば最初は級なしでホワイトベルト

 20級でホワイト・イエローの2色になり、

 19級でこの2色コンビにブラックティップがついて

 18級でようやくイエロー一色となります。

 

 

このちょっとずつの違い、小刻みな昇級が悩ましい

なかなか進ませてくれない感が・・・

でも

子どもたちにとっては

色の違いで自分の上達が見えるから

たとえ少しの違いでも大きな励みになるようで

特にグレーディングの前には

みんなとても真剣に練習しています。

 

ただ

何事にも完璧はないので

これが要らない競争を生み

子どもも親も

「誰々より上だった💪(下だった _| ̄|○)」

「いくつ飛び級した ♪ 」など

ものすごく神経を尖らせることにもなります。

 

カデット(15~17才)と成年(18才以上)になると

ベルトの基準も色も異なって

5級から1級になります。

なので

私のように成年で始めた場合は

ホワイトベルトの次はいきなり5級で

イエローベルトとなります。

しかも級によって

昇級までにかかる最低月数が指定されているようです。

ですから

子どもでも大人でも

初段の黒帯にいくまでが相当大変。

 

私の通っている柔道クラブでは

10年以上通い続けている選手が何人もいますが

誰もブラックベルトを持っていません。

大会を見回しても

初段の黒帯を持っている人は

だいたいが20代後半から30代らしき人たち。

もし10代で初段を取れたら

もう神レベル!? 

エクセレント!!

お墨付きエリート選手です、ここでは!

つまり

ブラックベルト(初段)がある意味でゴールというか

目標なのだと思います。

 

とある国のとある田舎町で

段持ちは子ども柔道選手たちのあこがれ

ヒーロー柔道家です。

 

日本だと初段を取ってからが

本当の柔道が始まるような感覚なのだと思いますが、

確か14才以上と言う年齢制限はあったと思いますが

初段獲得はそう難しくないと聞きました。

そう言えば

学生柔道を見たことがありますが

居並ぶ強豪校に黒帯がズラッといたのを覚えています。

 

同じ柔道と言うスポーツですが

帯一つとっても

意識の違いが面白いと思いました。