納豆で気づいたステレオタイプ

今週のお題「納豆」

 

とある国のとある田舎町、

日本人の食生活について、寿司、醤油、豆腐以外はあまり知られていず、

納豆を知っている人は、ほとんどいないようです。

 

でも、

このとある国からも英語教師として来日した経験のある人はたくさんいて、

納豆の洗礼?を受けた彼らから受ける質問は、たいてい

「なぜ、納豆なんか好きなの?」です。

「私もあまり好きじゃないよ」と言うと決まって

「え~っ 日本人なのにぃ?」となります。

 

「日本人だから、納豆が当然好きだろうと思われるいるのか」と

毎度のことながら、ちょっと困惑します。

 

日本で働いていた頃のことです。

納豆レシピが話題になったのですが、

「私は納豆が苦手なのであまり食べない」と言うと

「なんだ、関西出身だったんだ、知らなかった」と言われました。

「いやいや関東出身だけど、納豆はなんとなく苦手で・・」とゴニョゴニョ言うと、

「え~っ、関東出身なのにぃ?珍しいね」と言う反応・・・

 

「関東出身だから、納豆が当然好きだろうと思われるているのか」と

驚いたのを覚えています。

 

このとある田舎町、アジアンショップに行ってみると

なんと納豆が売られているではありませんか!

「え~っ こんな田舎町なのにぃ?誰が食べるんだろう」と思ってから、

はたと気づきました。

「そりゃそうだ、私以外にも日本人がいるんだし」と思った瞬間、

またまたハッとし

「世界は広い、人も色々、

 このとある国のとある田舎町の人の中にも、

 もしかしたら、納豆好きがいてもおかしくないではないか」・・・

 

納豆一つでも、考えてみるとなかなか深いなあと気づいた次第です。

 

ちなみにそのアジアンショップで、

納豆は1つのブランドしか無く、1パックでなんと4ドル!!(350円位)

我が家の家計事情を鑑みて

「ああ、納豆があまり好きじゃなくて良かった」とつくづく思った瞬間でした。