広大さ・美しさは同じはずなのに・・・

 とある国のとある田舎町では

 広大な空や雲を見上げ、写真を撮るのが習慣になっていたので

 日本でも気づくと空を見上げています。

 

 日本に住んでいた時にはあまり意識していなかったのですが、

 日本でも抜けるような青空や

 なかなか美しい大きな雲が見られるんですね。

 それでさっそく写真を撮ろうと思うんですが

 とある田舎町と大きく違うのは

 どうやっても 必ず写ってしまう電柱や電線。。。

 これで空や雲が分断され、なんだか小さく感じていたのかぁと

 あらてめて気づきました。

 

 夕焼け時にシルエットで浮かぶ電柱や電線は

 なんとも憂いが漂い、

 これはこれでとても絵になると思うんですが

 日中、特に青空を背景に雲を撮ろうと思うと

 電柱や電線は少々邪魔・・・

 人間、勝手なもんです。

 

 そしてもう一つ

 必ず写ってしまうのがご近所や周りの家屋とその屋根

 写り込んで空や雲を分断するのは電線同様ですが

 それより何より

 きっとその家にお住いの方々は

 私がスパイ、もしくは探偵、

 もしくはチャンスを狙ってる空き巣かなんかだと勘違いして

 空の写真を撮るフリをして

 証拠写真(何の?)や下見写真を撮っていると思うんじゃないか!と

 何とも落ち着かず、自意識過剰でむしろ挙動不審 💦

 「カメラを持った不審者出没の事案発生」と言う見出しまで浮かび

 スマホカメラを構えるのも気が気じゃなくて

 写真を撮るのがためらわれます。

 

 一番近いお隣まで200mはある とある田舎町

 拙宅はとりあえず住宅地に該当する場所にあるから

 そんなもんで済んでますが

 農業や酪農地域なら、広大な土地に家がポツンとある感じ。

 数ヘクタールの距離を経てようやくお隣りなので

 お隣りまで車で行くのが当たり前です。

 

 こう言う状況なので

 他人の家屋やその屋根なんか写りようがなく

 拙宅の地域では電線もほぼ地下に埋まっているので

 空や雲を遮るものがありません。

 

 とある国のとある田舎町と日本、

 その空と雲の美しさ、広大さは同じなのに

 道理であちらの空や雲は広く大きく見えるわけだ・・・と

 あらためて気付いた次第です。