又吉直樹さん、すごすぎる!

とある国のとある田舎町

日本にいた時の私はおこりんぽで

繊細さのかけらもないと思っていました。

ここでの私は、やはりおこりんぼですが

人の言動にけっこう傷つくことがあります。

 

そんな時に

又吉直樹さんの動画を見ました。

 ( https://www.youtube.com/watch?v=5YSlNOhfJN0

 

動画でいくつかのエピソードが語られますが

その中の一つにサッカー試合のエピソードがあります。

又吉さんは

大阪で1位をかけたサッカー試合で

大事な場面を全く見ずに友人と相撲をとっていた父親

さらに

勝負をかけたPKを見ずに途中で帰ってしまったと言う父親に対して

「ひどい親だとは思わない、むしろ面白い」とおっしゃいます。

なぜかと言うと

「僕は世界のド真ん中にいるわけでなくて、

 僕は僕の人生の中で真ん中にいるだけ」だからです。

 

つまり

「僕にとっては青春で、

 僕にとって全力で取り組んだサッカーって言うのは

 僕の中ではすごいことだけど、

 父親やどっかの大人に取ったらそんなにすごいことじゃなく、

 父親にとっては息子が大阪で一番になることよりも、

 友人とどっちが相撲が強いかのほうが興味があっただけ。

 それって真実だと思う。」からだそうです。

 

確かに言われてみればその通りだろうなと思うのですが、

私だったら傷つくなんてもんじゃないだろうし、

その人が私の親だったら、恨んでしまうかもしれない。

 

さらに又吉さんは

誰かのためを思ってしたとか

どれが正しいとか

かっこ良いとか

あの人はこういう人だとか

自分側からだけでものを言ったりジャッジしたりするのは

偏見や断言、浅薄なことで

そうするには社会構造や人間そのものは複雑すぎるとも。。。

 

そして結論は「自分の人生は自分でしか楽しめない」

 

重ね重ね言われてみればその通りだろうなと思うのですが

どうやったらそういう考え、心境に至れるのか・・・

 

ものすごく大きな諦観のようにも思えますし

自分の持っている価値観に対して

ものすごく大きな誇りを持っているようにも思えます。

ものすごく謙虚であると同時に

人に期待しない、甘えない、

淡々と、

でも

自分が主役である自分の人生を

心から大切にしているとも思えます。

心底深いなあと思いました。

又吉さん、すごすぎる!

 

私もそうやって考えられたなら

もしかしたら今みたいに怒らず傷つかず、

自分が主役であるべき人生を

もっと楽しめるかも・・・と思いました。