外国人慣れしていないから無敵!?
とある国のとある田舎町に住み始めた私、
いろんなことに四苦八苦する毎日です。
そんな時、MADAME RIRIさんのブログで
“国際結婚で海外田舎暮らしをすると、都会に住むより5倍苦労する"
https://www.madameriri.com/2016/03/15/hard-to-live-in-the-countyside/
を読んで、とても救われました。
5つの「大変だ」が書かれ、それぞれに対策が書かれています。
どれも「そう、その通り!」とか「なるほどね」と
一人で相槌をうちながら拝読しましたが、
その中でも ”外国人慣れしていない” は
特に英語に関することで「それかもしれない」と納得しました。
情けないことに、英語ではとても悪戦苦闘しています。
あんなに長いこと勉強して来たし、留学までしたのに
何を言われているのかわからない、
うまく伝わらないことがほんとに多いのです。
言い訳させてもらうと
ここの英語にはちょっと訛りがあるし、固定された言い回しがあるし、
習ってきた英語とはちょっと違うところがあるんです。
そう言いつつも
私の英語のレベルも怪しいものだと言うことは十分承知していますし、
もちろん、そんな言い訳など通用しないのもわかっています。。
他の場所の英語、外国人の話す英語をほとんど知らない、
地域の言い方以外、他の表現など聞いたことがない、
もしくは全く興味がない人達、
そういう人達は、悪気はないのですが、まさに無敵です。
そして、
その無敵の人達の英語はまさに無敵英語、問答無用です。
そして私は、
ただただ”英語がわからない、変な英語を話す人”となります。
例えば、アルファベットの H
かなりの人がヘイチと発音するのです。
私がエイチと発音すると
H は[h]の音なのに[e]と言う音はおかしいと直されます。
今では私も平気で?「ヘイチ」と言います。
”郷に入っては郷に従え”です。
子ども達にはEraser(消しゴム) が通じませんでした。
「どういう意味なのか」と首をかしげる子ども達の中で1人だけ
「Rubber のことだと思う」と。。。
なるほど。。。と覚えます。
I take a shower (シャワーを浴びる)と言えば、
「シャワーをどこへ持って行く気だ? takeじゃなくてhaveだろう」と笑われ、
これまた直されるので、今では have を使っています。
Monies are collected here.と書いてあるので
どういう意味かと訊くと、
「え?どういう意味って、会費をここで払うってことよ」と
呆れられ、驚かれます。
確かMoneyって不可算名詞だと習ったような・・・
それにもし複数形なら、Moneysってスペリングになるんじゃ?・・・
頭の中は混乱しますが、そういうものらしいので、このまま覚えます。
手術をしたと言うので、「大変だったね」と言いたくて
You had a tough time. と言ったら
「お金には困ってないよ」とムッとされたり、
ご家族はお元気ですかと言う意味で How’s your family?と訊いたら、
「私には子どもがいないのよ」と悲しげな顔をされたり。。。
・・・???・・・
tough が tight money の意味になることがほとんどだとか
family が 子ども(のいる家庭)の意味だけに用いるなど
ようやくわかってきました。
もしかしたら、ここで使われている言葉の定義や用法が狭いのか、
私の語学力が学校英語を超えていないからなのか、など
色々と理由はあると思うのですが、
”外国人慣れしていない”と言うのも、理由の一つではないかと思いました。
それで
私が tough を “大変” の意味で使ったんだろうとか
family を一般的に ”家族” を意味して使っているんだろうなどとは
全く思いもよらないのだと思います。
“家族” と言ったら、子どもがいるのが当たり前なのでしょう。
こちらには相手を不快にさせたり、傷つけたりする気など全く無いので、
余計くじかれます。
”変な英語を話す人”くらいならまだしも
「なんて失礼なやつ、意地悪な人なんだ」と思われたくはないですから。
”海外田舎暮しは大変だ” を思い出しながら
今日も悪戦苦闘の日々は続きます。