違いのわかる女!になりたい

とある国

柔道の大会に行ってきました。

子どもから大人まで

多数の選手が出場する大きなコンプです。

まだ弱っちくヘナヘナの私は

見るのと応援の担当。

出場選手は全力を尽くして肉体疲れ

私は応援シャウトで喉疲れ・・

という感じでした。

 

マットの上には2人だけ

どちらかが勝って

どちらかが負けないといけません。

喜びの涙、悔し涙、

緊張やストレス、

フラストレーションの涙

痛みによる涙・・・

たくさんの涙を見ました。

 

そこで

強い柔道家を何人も見たのですが

耳をすませていると

 「あの柔道家はvicious で vindictive」

 「あの選手は skillful」

 「彼は aggressive 」

 「彼女は nasty」

 「あいつはreckless」などなど

いろんな形容詞を聞きました。

 

マットに上がってきただけで

 「ああ、やつは ~だから

   リスペクトできないよなあ」と言われる選手も。。(・・;)

 

聞き取った形容詞の意味を調べてみると

  vicious…たちが悪い/悪意ある

  vindictive…執念深い/報復、傷つける意図がある

  skillful…技巧派の

  aggressive…攻撃的な/積極的に攻めるタイプの

  nasty…えげつない/えぐい

    reckless…乱暴/無謀/見境がない

 

私からすると出場選手は

老若男女みんな強い、ただただ力強い

どの選手も必死、攻撃的で、

勝つことに貪欲としか言いようがない気がします。

それでも

柔道をよく知る人達からすると

大きな差があるのがわかるんでしょう。

いわゆる美しくて技巧派、品位ある柔道で勝つ選手と

技がえぐかろうが、たちが悪かろうが、とにかく勝ちたい選手

アドレナリン全開の興奮状態で

大技、荒技を敢えて使い

日頃の個人的感情や鬱憤を晴らす選手(わっ怖💦)など

いろいろなタイプがいるようなんです。

 

その上

 「あそこであんなに小さい対戦相手に

     あの技を使うことはないだろう」とか

 「あの勝ち方はえげつないなあ」とか

 「あれは絶対わざとやったな」などの意見も。

それに

一本勝ちだから美しい柔道とも限らないようで。。。

 

でも

つらつら考えてみれば

柔道ではすごい荒技も許されてるわけで

おおっぴらに首は絞めるわ

関節は狙うわと

どの技も

考えようによっては けっこうエグいんじゃないの?・・

そんな中でもきれいな闘い方、汚い闘い方がある?・・・

 

このとある国のとある田舎町で

私は大人としてはとても小さいので

乱取りなどは小学生とやるのですが

私の攻め方はどうなんだろう?

もしかして

大人のくせして必死すぎてやしないか

まさか子ども相手にえげつない技を使ってやしないか

我を忘れて乱暴すぎやしないか・・・などなど

とても心配になりました。

技を選べるほど上手くないからです。

 

勝ちゃ良いってもんじゃないんだよなぁ・・・

柔道は奥が深い・・・

ヘナヘナの域を脱するのはまだまだ先のようです。