柔道の魅力について さらに10個も語ってしまいました。

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

柔道の魅力については

拙文 ”人生って不思議なもの♪でおもしろい” の中でも書きましたが

今一番はまっているのは柔道なので

初心者の身で生意気ながら、またまた柔道について語ってしまいました。

 

私が柔道にはまる10の理由 

 

その1. 相手の力に抗わない手がある

  力技で相手をコントロールすることは もちろんありますが

  相手が行きたい方向に抗わず

 「あなたのお望み通りにいたしますよ」と相手に譲る手があります。

  でもただ望みをかなえてあげるわけではなく、相手の力を利用して

  投げたり、引っ張ったり、足をかけたりして倒すところが

  ちょっとあざとくて好き

 

 

その2. 相手をだます?

  柔道にも囲碁の捨て石同様、捨て技というか

  本来その技が目的ではなく、次の技のために別の技をかける作戦があります。

  A技で餌をまいておいて、それを相手がかわしたのも束の間

  間髪を入れずに連続してB技をかけます。(連絡技)

  例えば

  小内刈り、大内刈りと相手を攻めておいてのトツギーノ・・じゃなく

   (バカリズムさん、ギャグの無断使用ごめんなさい、古すぎるかな)

  相手が凌いだところを背負い投げ、浮腰、支釣込足などの全く違う技で倒します。

  このなんともいえない計算高さが好き

  

 

その3. 創始者は身体の小さいいじめられっ子

  嘉納治五郎師範は、身体が小さくいじめられていたそうですが

  小さい身体や弱い力でも大きな相手に負けないようにするため

  いろいろと学んで柔道を創ったそうです。

  創始者が強靭、屈強な猛者じゃないところに親しみを覚えます。

  このとある国で、小学生サイズのミニチュア大人で、しかも弱い・・・

  そんな私でも勝てる!(こともある)と希望が持てて好き。

 

 

その4. 自他共栄だから

  嘉納治五郎師範の教えの一つに "自他共栄" があります。

  自分も他人も柔道で切磋琢磨しあい、共に上達すべきだと言うことです。

  柔道は個人競技で、一度畳に上がれば誰も助けられませんが

  練習する時にはやはりパートナーが必要なので、

  ある意味、パートナーと協力し合うチームスポーツとも言えます。

   (一人打ち込みやら筋トレは自分だけでもできますが・・・)

  個人競技の武道と言うと、何かしら孤独で一匹狼みたいなイメージですが

  実はお互いに助け合って技を習得、お互いに上達しようという優しさが好き。

 

 

その5. 柔道は信頼関係とシェア

  技の練習をする時には

  技をかけられる方(受け)は相手が技をかけやすいような体勢を取りますし

  技をかける方(取り)も相手が受け身を取りやすいように、

  技をかけた後、袖や襟を離さずに受け身をサポートをします。

  ですから

  お互いが自分の役割をしっかり果たすと言う信頼関係があって初めて

  技を思い切りかけられ、効果的な練習ができ、その結果、技を習得できるところが好き。

  そして

  日本からはるか遠くのとある国のとある田舎町で

  日本文化の一つを地元の人とシェアできて、一緒にやれるところが好き

 

 

その6. 精力善用だから

  もう一つの嘉納師範の教えです。

  "精力善用" は maximum efficient use of energy と英訳されているので、

  相手のバランスを崩して生じるモメンタムを使い、

  最も効率的に力を使って相手を倒すことができると言う理論です。

  それなら

  師範は “精力効用” とも言えたように思います。

  もしかしたら柔道だけでなく一般論としても

  「自分の能力を最大限善きことに使いなさい」という意味でもあるのかもしれません。

  ちなみに

  前述の ”自他共栄” は Principle of mutual welfare and benefit と翻訳されているので

  こちらも柔道についてだけでなく、広義で互助を謳っています。

  2つの教えとも、人生の哲学と言えて好き。

  

 

その7. 技をかけると穴ができる!?

  技をかけるのは、攻撃して相手より優位に立つためですが

  技が中途半端だったり、相手に素早く反応されたりしてしまうと

  技をかけたためにかえって弱みが生じることもあります。

  それで相手はこの技に返し技(カウンター)で攻撃できます。

  例えば

  相手の足を払ったり刈ったりして攻撃する時、

  自分は片足で立つことになります。

  相手はこの不安定さを利用することができるわけで

  技をかけた方だけが、必ずしもいつも有利ではないというところが深くて好き

   

 

その8. カウンターのカウンターがある

  技をかける→カウンターアタックカウンターアタックのカウンター・・・と

  技の応酬に次ぐ応酬が繰り広げられ

  見ていてもハラハラ、ドキドキ、ワクワク興奮するので好き。

  ちなみに

  今の私は情けないことに、最初の技一つで簡単にすっ転がるので

  まずは最初の技を持ち堪え、なんとかカウンターアタックまでこぎつけたい・・・

 

 

その9. なにかしらの way out がある

    技に対してカウンターアタックがあり、

  カウンターアタックを受けても、そのまたカウンターがあるということは

  ピンチに陥っても何かしらの出口がある可能性があるということで

  大いに希望をもたせてくれて好き

 

 

その10. 痛いことはそう嫌でもなかった!?

  痛そうだから嫌だと柔道の誘いを断り続けていたのに

  始めてみたら あら不思議

  筋肉痛に関節痛、ギシギシきしむ身体にヒイヒイいいつつ

  ほらここもあそこもアザができたとアザを愛でつつ?

  どこかしら やった感、すっきり感があり

  手荒いけどストレス解消ができて好き(大丈夫なのか私・・・)

 

以上、私が柔道にはまる10の理由でした。