みんな持ってる元気玉!? 一人だけど一人じゃないよ。

柔道は、言ってみれば孤独なスポーツ

マットに上がれば

友達も、恋人も コーチもご家族ですら、何もできません。

一人で対戦相手に向かい合い

一人で果敢に闘わなければなりません。

 

特に

選手が小さい子どもだったりすると

私はまるで母親?のような気持になって

見守ることしかできない状況の中

胸が締め付けられるような思い、

「ああ、見たいけど見てられないっ」・・・みたいな感じ。

同じクラブとは言え、赤の他人の私ですらそうなので

ご家族は、いかほどのお気持ちなんでしょうか。

 

と思った時、はたと浮かんだのが

なんとアニメの ”ドラゴンボール” (鳥山明さん原作)に出てきた “元気玉” !・・・?

柔道選手も

一人一人が ”元気玉” に似たものを持って闘えば

一人だけど一人じゃない・・・?

なんとも突飛な考えなんですが

突然そう思いました。

 

元気玉” はエネルギーの集合体、

動物・植物・惑星など、この世に存在するありとあらゆる物から

エネルギーを少しずつ分けてもらって莫大な集合エネルギーを作り、

それで敵をやっつける必殺技です。

悟空が天に向かって両手を高々と上げ

「大地よ、海よ、空よ。 そして、この世に生きている全てのみんな。

     オラにほんのちょっとずつだけ元気を分けてくれ …」と言うと

キラキラと煌く小さい粒があちらこちらから集まってくる。。。

 

その場面を見た時に

アニミズム的思考が日本的で、とても印象的でした。

それに

たった一人でものすごく強い敵と闘う悟空が

いつでも どこかで 目に見えなくても誰かに支えられてるような、

そんな、なんとも言えず温かい気持ちにもなりました。

 

それで

この悟空の姿が

たった一人、

マットで対戦相手と向き合う選手と重なったのだと思います。

   (ちょっと大袈裟で飛躍しすぎ??)

 

柔道の選手も

一人孤独にマットに立った時、

関わった全ての人や物からもらう/もらったサポートが

煌く粒として集まっている元気玉を思えば

一人だけど一人じゃない!?

光の粒は 例えば

  熱心なコーチ達の指導や言葉

  一緒に練習してくれた友達や先輩

    (一人打ち込みもできますが、

        やはり柔道の練習には相手が必要)

  みんなとやった数え切れない体力増強エクササイズ

        打ち込み・投げ込み・乱取りに受け身

  それに費やした自分の努力や時間

  トレーニングを通して習得した技の数々

  毎回クラブに連れてきてくれたご家族たち

  怪我した時に手当してくれたメディカルスタッフ

  その時に使ったバンドエイドやテープ、湿布の数々

そして

  今この時、精一杯応援してくれている人々の声。

 

自分が積み重ねてきたこととみんなのサポート

その小さな粒から集まってできる大きなエネルギー

それが “元気玉” となって選手を支えるかもしれない、

一人だけど一人じゃないと。。。

 

   ・・・・・

 

今の私はまだまだへなちょこで、

何と言っても ただ見てるだけなんで

勝手にそれこそ一人でドラマチックになったり

綺麗事を言ったりできるんですが

今後、少しはうまくなって試合に出られるようになったら

マットの上で自分の元気玉が見えるか、感じられるか・・・

 

ビビってそれどころじゃない・・・? 

 

乞うご期待!